ナビゲーター | 鶴田和太郎(虎の門病院) 神谷 雄己(虎の門病院) |
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プレゼンテーター | 林 盛人(東邦大学医療センター大橋病院) 石川 達也(東京女子医科大学) 近藤 竜史(埼玉石心会病院) |
日時 | 2023年2月4日(土)15:10〜16:00(50分) |
このセミナーのポイント | 私はコンビネーション派ですが、本当にメリットばかりなのでしょうか。医療費以外の観点でシングルデバイスにメリットはないのでしょうか、教えて! |
ステント型と直説吸引型の血栓除去用カテーテルを組み合わせて血栓を補足する手法は、和製英語でコンビネーション法とかコンバインド法と呼ばれています。ちなみに英語では「Thrombectomy with contact aspiration」と記載されているように思います。
たしかに屈曲蛇行する血管をのり越えてステント型血栓除去用カテーテルを閉塞部位まで誘導するには、Distal access catheterとして直説吸引型の血栓除去用カテーテルの助けがあると良さそうですが、血栓を把持することだけを考えたときに、コンビネーションさせるメリットは有るのでしょうか。血栓除去用カテーテルを回収する途中でステントが吸引カテーテル内に引き込まれてしまうと、かえって血栓をとりこぼしてしまわないでしょうか?
ステントが吸引カテーテルに引き込まれないようにするのはそれなりの配慮が必要で、そのニュアンスを研修中の医師に伝えるのは容易ではないですし、ステントもしくは直説吸引単独の方が血栓を除去しやすいこともあるように思います。
このような疑問を普段から持っていたので、本ディベートを企画いたしました。林先生はコンビネーション派としてのプレゼンテーションをしていただきます。石川先生には、コンビネーションではなくシングルのほうが良かったかも?という症例を提示していただき、近藤先生には、ADAPT派として主張をお願いしております。鶴田先生と神谷先生には進行役・行事役をお願いしつつ、舌鋒するどいコメントを期待しております。
楽しく学べるセッションですので皆様の参加をお待ちしております。会場に準備した様々なおかしで脳に栄養を補給しつつお楽しみ下さい。
© 2022 第23回NPO法人日本脳神経血管内治療学会関東地方会