ナビゲーター | 庄島 正明(帝京大学) 小泉 聡(東京大学) |
---|---|
プレゼンテーター | 原田 啓(福岡和白病院) 青木 吏絵(東海大学八王子病院) 藤井 照子(青梅市立病院) |
日時 | 2023年2月4日(土) 13:40〜15:00(80分) |
このセミナーのポイント |
|
駆け出しの脳外科医の時、「経験と技術を蓄積すれば、症例毎に勉強しなくても良くなるだろうなあ」と思っていましたが、年々新しい治療器具やエビデンスが出てきて、勉強しないといけないというプレッシャーは未だ無くなりません。血管内治療に携わる限り、継続的に学習し続ける必要があり、それをやめるときは術者も引退せねばならないと諦めつつあります。
ただ、楽しみながら学習を続ける一つの工夫として「発表」があります。学んだことを発表する事で、学習のつらさを共感したり、イイネをもらって励ましてもらえる機会にもなり、学習を継続するモチベーションとなります。
発表するには場には、学会だけでなく最近はYouTube等のソーシャルメディアも注目されており、興味はあるけど、二の足を踏んでいる方も多いのではないかと思います。今回、血管内治療の専門医を志す人のほとんどが参考にしているというYouTubeチャンネル
「けいはら〜脳血管内治療〜」を作成する原田啓先生にお願いをして「脳血管治療手技の動画作成」についてご講演いただく事に成功しました。是非ご講演前にチャンネル登録をして予習をしていただけると学習効果もMAXになることと存じます。ご視聴にはQRコードもご活用下さい。
また、私達の勉強の中では血管解剖がとても重要です。ただ、アンギオ画像で描出される特定の血管の名前を検索することは文字情報に比べると容易ではありません。一部の学習のコツを掴んだ方だけが、解剖に詳しい人として先に進んでいけるような気がします。そのような解剖に詳しい人のひとりである青木吏絵先生に交渉して、勉強のコツを披露していただけることになりました。皆様からの解剖の質問も受け付けたいと思いますので、どしどし応募して下さい。
発表に慣れてくると、ちょっとオリジナリティをだして、あっといわせたい、という欲求も出てきます。最近は「いらすとや」の素材が使用されることが多いですが、もし画像ソフトを使いこなしてオリジナルイラストを作成できたると注目度は曝上がりです。オリジナリティある研究や発表のために「センスがなくてもできる、印象に残るスライド作成の工夫」を藤井照子先生に教えて頂くことにいたしました。
私が聞きたいレクチャーのみを並べてしまいましたが、きっと皆様にも楽しんで頂けると信じております。会場でお会いできるのを楽しみにしております。
© 2022 第23回NPO法人日本脳神経血管内治療学会関東地方会